![]() プロセスチャンバ内での流れ均一性を向上させる方法及び装置
专利摘要:
基板を処理する方法及び装置が本明細書において提供される。幾つかの実施形態では、基板を処理する装置は、内部空間を有するプロセスチャンバと、前記プロセスチャンバに接続される排気システムとを含むことができ、前記排気システムは、複数の第1導管を含み、各第1導管は、前記プロセスチャンバの前記内部空間からの排気ガスを流入させるように適合させた吸入口を有する。ポンピングプレナムは、前記複数の第1導管の各々に接続される。前記ポンピングプレナムは、前記チャンバからの排気ガスをポンプで排出するように適合させたポンピングポートを有する。前記複数の第1導管の各吸入口と前記ポンピングポートとの間のコンダクタンスは、ほぼ同等である。 公开号:JP2011511438A 申请号:JP2010544414 申请日:2009-01-22 公开日:2011-04-07 发明作者:ジェームズ,;ディー. カルドゥッチ,;アンドリュー グエン,;ケニース,;エス. コリンズ,;ハミド ノーバクシュ,;アジット バラクリシュナ,;カロール ベラ,;シャヒード ラウフ, 申请人:アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated; IPC主号:H01L21-3065
专利说明:
[0001] 本発明の実施形態は概して、半導体処理に関し、特に、基板を処理する装置に関する。] 背景技術 [0002] 半導体素子の限界寸法の微細化が続くにつれて、半導体基板を均一に処理することができる半導体プロセス設備に対する要求が益々高くなっている。この要求が生じる場合の一例は、プロセスチャンバ内に配置される基板の表面の近傍におけるプロセスガスの流れの制御である。本願発明者らは、プロセスチャンバの一側面からのプロセスガスの排気に単一のポンプを利用する従来のプロセスチャンバでは、プロセスチャンバ内のプロセスガス流の不均一性に少なくとも部分的に起因すると考えられるプロセス不均一性(例えば、エッチングチャンバ内での不均一なエッチング速度)が生じるという知見を得ている。] [0003] 従って、先行技術においては、基板を処理する装置を改良する必要がある。] [0004] 基板を処理する方法及び装置が本明細書において提供される。幾つかの実施形態では、基板を処理する装置は、内部空間を有するプロセスチャンバと、前記プロセスチャンバに接続される排気システムとを含むことができ、前記排気システムは、複数の第1導管を含み、各第1導管は、前記プロセスチャンバの前記内部空間からの排気ガスを流入させるように適合させた吸入口を有する。ポンピングプレナムは、前記複数の第1導管の各々に接続される。前記ポンピングプレナムは、前記チャンバからの排気ガスをポンプで排出するように適合させたポンピングポートを有する。前記複数の第1導管の各吸入口と前記ポンピングポートとの間のコンダクタンスは、ほぼ同等である。] [0005] 幾つかの実施形態では、前記排気システムは更に、複数の第2導管を含むことができ、各第2導管は、少なくとも2つの第1導管を前記ポンピングプレナムに接続する。幾つかの実施形態では、各第2導管は、2つの第1導管を前記ポンピングプレナムに接続する。あるいは、または、これと組み合わせて、幾つかの実施形態では、各吸入口と前記ポンピングポートとの間の流動長は、ほぼ同等であってもよい。幾つかの実施形態では、前記吸入口と前記ポンピングポートとの間の流動長に沿った断面積は、ほぼ同等であってもよい。] [0006] 幾つかの実施形態では、基板を処理する装置は、内部空間を有するプロセスチャンバと、前記プロセスチャンバに接続される排気システムとを含むことができる。前記排気システムは、複数の第1導管及び複数の第2導管を含む。各第1導管は、前記プロセスチャンバの前記内部空間からの排気ガスを流入させるように適合させた吸入口を有する。各第2導管は、一対の第1導管に接続される。ポンピングプレナムは、前記複数の第2導管の各々に接続される。ポンピングポートは、前記ポンピングプレナム内に配置され、かつ前記チャンバからの排気ガスをポンプで排出するように適合させる。前記複数の第1導管の各吸入口と前記ポンピングポートとの間のコンダクタンスは、ほぼ同等である。] 図面の簡単な説明 [0007] 本発明に関して上に列挙した特徴を詳細に理解することができるように、上に簡潔に要約された本発明に関する更に具体的な説明を種々の実施形態を参照しながら行なうことができ、これらの実施形態のうちの幾つかを添付の図面に示している。しかしながら、添付の図面は、本発明の代表的な実施形態しか示していないので、本発明が他の等しく有効な実施形態を包含し得ることから、本発明の範囲を制限するものであると解釈されてはならないことに留意されたい。] [0008] 図1および1Aは、本発明の幾つかの実施形態による半導体基板を処理する装置を示している。 図2Aは、本発明の幾つかの実施形態による半導体基板を処理する幾つかの装置の模式断面平面図を示している。 図2Bは、本発明の幾つかの実施形態による半導体基板を処理する幾つかの装置の模式断面平面図を示している。 図3Aは、本発明の実施形態による装置を用いない場合の半導体基板処理チャンバにおける処理時の基板のエッチング速度均一性を表わす例示的なグラフを示している。 図3Bは、本発明の実施形態による装置を用いる場合の半導体基板処理チャンバにおける処理時の基板のエッチング速度均一性を表わす例示的なグラフを示している。 図4は、本発明の幾つかの実施形態による半導体基板を処理する装置の模式断面平面図を示している。 図5Aは、本発明の幾つかの実施形態による半導体基板を処理する装置の模式断面平面図を示している。 図5Bは、本発明の幾つかの実施形態による半導体基板を処理する装置の模式断面平面図を示している。 図5Cは、本発明の幾つかの実施形態による半導体基板を処理する装置の模式断面平面図を示している。] 図2A 図2B 図3A 図3B 図4 図5A 図5B 図5C [0009] 理解を容易にするために、同じ参照番号を可能な限り使用して、これらの図に共通する同じ構成要素を指すようにしている。これらの図は寸法通りには描かれておらず、かつ分かり易くするために簡略化している。1つの実施形態の構成要素及び特徴を他の実施形態に便宜上流用して、改めて列挙することがないようにしている。] 実施例 [0010] 本発明の実施形態は、プロセスガスを除去する改良型排気システムを有する基板処理装置(例えば、プロセスチャンバ)を提供する。改良型排気システムによって、更に均一なガス流を、装置内に配置される基板の表面の近傍に供給し易くなる。基板の表面の近傍におけるこのような均一なガス流によって、基板に対する更に均一な処理を容易にすることができる。] [0011] 図1は、本発明の幾つかの実施形態による装置100を示している。装置100はプロセスチャンバ102を備えることができ、当該プロセスチャンバ102は、過剰プロセスガス、処理副生成物、または同様な物質をプロセスチャンバ102の内部から除去する排気システム120を有する。例示的なプロセスチャンバには、カリフォルニア州サンタクララ市に本拠を置くアプライドマテリアルズインコーポレイテッドが販売するDPS(R)、ENABLER(R)、SIGMATM、ADVANTEDGETM、または他のプロセスチャンバを含めることができる。他の適切なチャンバには、チャンバを流れるプロセスガスの圧力、流れ、及び/又は滞留時間をほぼ均一にする必要があるいずれのチャンバも含まれると考えられる。] [0012] プロセスチャンバ102は、処理空間104及び排気空間106を含むことができる内部空間105を有する。処理空間104は、例えばプロセスチャンバ102内に配置されて基板を処理時に支持する基板支持台108と、所望位置に配設されるシャワーヘッド114及び/又はノズルのような1つ以上のガス吸入口との間に画定される。幾つかの実施形態では、基板支持台108は、基板110を基板支持台108の表面に保持する、または支持する機構を含むことができ、この機構として、例えば静電チャック、真空チャック、基板保持クランプ、または同様の手段(図示せず)を挙げることができる。幾つかの実施形態では、基板支持台108は、(図示しない加熱装置及び/又は冷却装置のような)基板温度を制御する機構、及び/又は基板表面近傍の化学種流束及び/又はイオンエネルギーを制御する機構を含むことができる。] [0013] 例えば、幾つかの実施形態では、基板支持台108はRFバイアス電極140を含むことができる。RFバイアス電極140は、1つ以上のバイアス電源(バイアス電源138を1つだけ示している)に1つ以上のそれぞれの整合回路網(整合回路網136を示している)を介して接続することができる。当該1つ以上のバイアス電源は、最大12000Wの電力を約2MHz、または約13.56MHz、或いは約60MHzの周波数で生成することができる。幾つかの実施形態では、2つのバイアス電源を設けてRF電力をそれぞれの整合回路網を介してRFバイアス電極140に約2MHz及び約13.56MHzの周波数で接続することができる。幾つかの実施形態では、3つのバイアス電源を設けてRF電力をそれぞれの整合回路網を介してRFバイアス電極140に約2MHz、約13.56MHz、及び約60MHzの周波数で入力することができる。少なくとも1つのバイアス電源は、連続電力またはパルス電力のいずれかを供給することができる。幾つかの実施形態では、バイアス電源はDC電源またはパルスDC電源とすることができる。] [0014] 基板110は、プロセスチャンバ102にプロセスチャンバ102の壁の開口部112を通って搬入することができる。開口部112は、スリットバルブ118を介して、または開口部112を通してチャンバの内部の操作を選択的に可能にする他の機構を介して選択的にシールすることができる。基板支持台108は、基板を開口部112を介してチャンバに搬入し、チャンバから搬出するために適する(図示されたような)下方位置と、処理に適する選択可能な上方位置との間で基板支持台108の位置を制御することができるリフト機構134に接続することができる。プロセス位置は、特定のプロセスステップのプロセス均一性が最大になるように選択することができる。複数の上昇処理位置のうちの少なくとも1つにある場合、基板支持台108を開口部112よりも上方に配置して、処理領域が対称になるようにすることができる。] [0015] 1つ以上のガス吸入口(例えば、シャワーヘッド114)を、1種類以上のプロセスガスをプロセスチャンバ102の処理空間104に供給するためのガス供給源116に接続してもよい。図1にはシャワーヘッド114を示すが、プロセスチャンバ102の天井に、または側壁に、或いはガスを所望の通りにプロセスチャンバ102に供給するために適する他の位置に、例えばプロセスチャンバの基台、基板支持台の周辺、または同様の場所に配置されるノズルまたは吸入口のような追加のガス吸入口、または別のガス吸入口を設けてもよい。] [0016] 幾つかの実施形態では、装置100は、誘導結合RF電力を利用して処理を行なうことができる。例えば、プロセスチャンバ102は、誘電材料により作製される天井142と、誘電シャワーヘッド114とを有することができる。天井142は、ほぼ平坦にすることができるが、ドーム状天井または同様の部材のような他のタイプの天井を利用してもよい。少なくとも1つの誘導コイル要素144を含むアンテナを天井142の上方に配置する(同軸要素144を2つだけ示している)。誘導コイル要素144を1つ以上のRF電源(RF電源148を1つ示している)に1つ以上のそれぞれの整合回路網(整合回路網146を示している)を介して接続する。1つ以上のプラズマ供給源は、最大5000Wの電力を約2MHz及び/又は約13.56MHzの周波数で、または27MHz及び/又は60MHzのような高い周波数で生成することができる。幾つかの実施形態では、2つのRF電源を誘導コイル要素144にそれぞれの整合回路網を介して接続して、RF電力を約2MHz及び約13.56MHzの周波数で供給することができる。] [0017] 幾つかの実施形態では、かつ図1Aに示すように、装置100は、プロセスチャンバ102の上側部分の近傍の上部電極に供給される容量結合RF電力を利用することができる。例えば、上部電極は、天井142A、シャワーヘッド114A、または適切な導電材料により作製される同様の部材のうちの1つ以上により少なくとも部分的に形成される導体とすることができる。1つ以上のRF電源(図1Aには、RF電源148Aを1つ示している)は、1つ以上のそれぞれの整合回路網(図1Aには、整合回路網146Aを示している)を介して上部電極に接続することができる。1つ以上のプラズマ供給源は、最大5000Wの電力を約60MHz及び/又は約162MHzの周波数で生成することができる。幾つかの実施形態では、2つのRF電源を上部電極にそれぞれの整合回路網を介して接続して、RF電力を約60MHz及び約162MHzの周波数で供給することができる。幾つかの実施形態では、2つのRF電源を上部電極にそれぞれの整合回路網を介して接続して、RF電力を約40MHz及び約100MHzの周波数で供給することができる。] [0018] 図1に戻ってこの図を参照すると、排気空間106は、例えば基板支持台108とプロセスチャンバ102の底部との間に画定することができる。排気空間106は、排気システム120に流体接続しても、または排気システム120の一部としてもよい。排気システム120は概して、ポンピングプレナム124と、ポンピングプレナム124をプロセスチャンバ102の内部空間105(及び通常、排気空間104)に接続する(以下に、図2A〜Bに更に詳細に示す)複数の導管とを含む。] 図2A 図2B 図3A 図3B 図4 図5A 図5B 図5C [0019] 各導管は、内部空間105(または、幾つかの実施形態では、排気空間106)に接続される吸入口122と、ポンピングプレナム124に流体接続される排出口(図示せず)とを有する。例えば、各導管は、プロセスチャンバ102の側壁の下側領域に、またはプロセスチャンバ102の床に配置される吸入口122を有していてもよい。幾つかの実施形態では、これらの吸入口は互いから略等距離の位置に離間させる。] [0020] 真空ポンプ128をポンピングプレナム124にポンピングポート126を介して接続することにより、プロセスチャンバ102からの排気ガスをポンプで排出することができる。真空ポンプ128は、排気排出口132に流体接続することにより、排気ガスを必要に応じて適切な排気処理装置に送り込むことができる。(ゲートバルブまたは同様のバルブのような)バルブ130をポンピングプレナム124に配置して、真空ポンプ128の動作と組み合わせた排気ガスの流量の制御を容易にすることができる。z−モーション(z-motion)ゲートバルブを示しているが、排気ガスの流れを制御するためのいかなる適切なプロセス適応性のあるバルブを利用してもよい。] [0021] 排気システム120によって、プロセスチャンバ102の内部空間105からの排気ガスを容易に均一に流すことができる。例えば、排気システム120は、基板支持台108の周囲の方位角方向の(または、対称方向の)流動抵抗の小変化(例えば、ほぼ等しい流動抵抗)、またはポンプに達するまでの排気流のほぼ等しい滞留時間のうちの少なくとも1つを実現してもよい。従って、幾つかの実施形態では、複数の導管は、ほぼ等しいコンダクタンスを有することができる。本明細書において使用されているように、ほぼ同等であるまたはほぼ等しいという用語は、互いに対して約10パーセント以内に収まることを意味する。上に定義されるほぼ同等であるまたはほぼ等しいという用語を使用して、以下に更に詳細に説明される導管長、流動長、断面積などのような、本発明の他の態様を記述することができる。幾つかの実施形態では、複数の導管は、高いコンダクタンスを有することができる、またはポンプ速度と比較して高いコンダクタンスを有することができる。コンダクタンスは、(例えば、大気状態または真空状態のような)排気ガスを排出することができる媒質の伝導率、(例えば、各吸入口とポンピングポートとの間の平均流路の距離のような)導管の流動長、及び流動長に沿った導管の断面積を組み合わせることにより制御することができる。] [0022] 幾つかの実施形態では、複数の導管は、ほぼ等しい流動長を有することができる。幾つかの実施形態では、複数の導管は、当該導管に沿った同等の位置に沿ってほぼ等しい断面積を有することができる(例えば、断面積は、各導管の長さに沿って変化し得るが、複数の導管の各々は、ほぼ同等の態様で変化する)。幾つかの実施形態では、複数の導管は、プロセスチャンバの周囲に対称に配置することができる。幾つかの実施形態では、複数の導管は、ポンピングポート126及びプロセスチャンバ102の基板支持台108を通過する垂直平面の周囲に対称に配置することができる。] [0023] 本発明の排気システムは、種々の実施形態において設けることができる。例えば、図2A〜Bはそれぞれ、本発明の実施形態による装置200A及び200Bの模式断面平面図を示している。図2A〜Bを参照しながら以下に説明する詳細を除き、装置200A及び200Bは、上に説明した装置100と同様とすることができる。] 図2A 図2B 図3A 図3B 図4 図5A 図5B 図5C [0024] 幾つかの実施形態では、かつ図2Aに示すように、装置200Aは、内部空間(排気空間106を示している)と、当該内部空間内に配置される基板支持台108とを有するプロセスチャンバ202を含んでいてもよい。複数の第1導管204と、ポンピングプレナム224Aとを有する排気システム220Aを配設することができる。各第1導管204は、プロセスチャンバ202の内部空間からの排気ガスを流入させる吸入口222Aと、ポンピングプレナム224Aに接続される排出口206とを有する。これらの吸入口222Aは、基板支持台108から略等距離の位置に離間していてもよい。ポンピングポート126をポンピングプレナム224A内に配置して、上に説明したように、チャンバ202からの排気ガスをポンプで排出することができる。] 図2A [0025] 幾つかの実施形態では、排気システム220Aを通ってプロセスチャンバ202の内部空間からポンピングポート126に達する各流路のコンダクタンスは、ほぼ等しい。例えば、幾つかの実施形態では、複数の第1導管204の各々は、ほぼ等しいコンダクタンスを有することができる。幾つかの実施形態では、複数の第1導管204の各吸入口222Aとポンピングポート126との間のコンダクタンスは、互いの約10パーセント以内に収めることができる。] [0026] 幾つかの実施形態では、各吸入口222Aとポンピングポート126との間の平均流路により定義される排気ガスの流動長は、ほぼ同等とすることができる。あるいは、または、これと組み合わせて、幾つかの実施形態では、流動長に沿った断面積は、当該流動長に沿った同等の位置において、ほぼ同等であってもよい。] [0027] 幾つかの実施形態では、各第1導管204の軸方向長は、ほぼ同等とすることができる。この軸方向長は、導管の中心長手軸に沿った長さとして定義することができる。あるいは、または、これと組み合わせて、幾つかの実施形態では、軸方向長に沿った断面積は、当該軸方向長に沿った同等位置において、ほぼ同等とすることができる。] [0028] 幾つかの実施形態では、かつ図2Bに示すように、装置200Bは、内部空間(排気空間106を示している)と、当該内部空間内に配置される基板支持台108とを有するプロセスチャンバ202を含むことができる。複数の第1導管212と、複数の第2導管216と、ポンピングプレナム224Bとを有する排気システム220Bを配設することができる。各第1導管212は、プロセスチャンバ202の内部空間(または、排気空間106)からの排気ガスを流入させる吸入口222Bと、排出口とを含む。複数の第1導管212のうちの少なくとも2の倍数個(multiples)がそれぞれ、共通の排出口214を共有し、この共通の排出口214は更に、複数の第2導管216のうちの1つの吸入口に対応する。従って、複数の第2導管216の各々は、複数の第1導管212のうちの少なくとも2つに接続される。幾つかの実施形態では、各第2導管216は、2つの第1導管212に接続される。各第2導管216は更に、ポンピングプレナム224Bに接続される排出口218を含む。ポンピングポート126をポンピングプレナム224B内に配置して、上に説明したように、チャンバ202からの排気ガスをポンプで排出することができる。] 図2B [0029] 幾つかの実施形態では、排気システム220Bを通ってプロセスチャンバ202の内部空間からポンピングポート126に達する各流路のコンダクタンスは、ほぼ等しい。例えば、幾つかの実施形態では、複数の第1導管212の各吸入口222Bとポンピングポート126との間のコンダクタンスは、ほぼ同等である。幾つかの実施形態では、複数の第1導管212の各吸入口222Bとポンピングポート126との間のコンダクタンスは、互いの約10パーセント以内に収めることができる。] [0030] 幾つかの実施形態では、各吸入口222Bとポンピングポート126との間の流動長は、ほぼ同等とすることができる。あるいは、または、これと組み合わせて、幾つかの実施形態では、各吸入口222Bとポンピングポート126との間の流動長に沿った断面積は、当該流動長に沿った同等の位置において、ほぼ同等とすることができる。] [0031] 幾つかの実施形態では、各第1導管212の軸方向長は、ほぼ同等であってもよく、各第2導管216の軸方向長は、ほぼ同等であってもよい。あるいは、または、これと組み合わせて、幾つかの実施形態では、軸方向長に沿った各第1導管212の断面積は、当該軸方向長に沿った同等の位置において、ほぼ同等であってもよく、軸方向長に沿った各第2導管216の断面積は、当該軸方向長に沿った同等の位置において、ほぼ同等であってもよい。] [0032] 図2A〜Bに示すように、排気システムは、プロセスチャンバに関して対称に配置することができる。具体的には、排気システムは、基板支持台及びポンピングポートを通過する直線を含む垂直平面に関して対称に配置することができる。幾つかの実施形態では、このような垂直平面または垂直線は、(図1に示す開口部112のような)スリットバルブ開口部の中心軸を含むこともできる。この対称性は、1つの配置の例に過ぎず、排気システムの他の対称配置が想到される。上に説明した例示的な排気システムには対称配置が含まれるが、非対称配置を利用してもよい。] 図2A 図2B 図3A 図3B 図4 図5A 図5B 図5C [0033] 図2Bには、再帰レベルの導管群が1回だけ繰り返される(例えば、複数の第1導管が複数の第2導管に接続される)様子を示しているが、再帰的構造を追加して繰り返すことが想到される。例えば、複数の第3導管を、各第3導管が少なくとも2つの第2導管に接続されるように設けることができる。更に広い意味では、nレベルの導管群から成る再帰システムは、ポンピングポートに近い方のレベルの各導管が、チャンバの内部空間に向かう隣接レベルの少なくとも2つの導管に接続されるように配設することができる。] 図2B [0034] 従って、排気システムは普通、プロセスチャンバの内部空間からポンピングポートに達する複数の流路を含み、各流路は、ほぼ等しいコンダクタンスを有する。これらの流路は、これらの流路が内部空間近傍からポンピングポート近傍に向かうにつれて整然と密集してくるか、または他の方向から見た場合は、ポンピングポートからの各流路は、ポンピングポート近傍からチャンバの内部空間近傍に向かう方向の2つ以上の副流路に分岐することができる。各分岐は普通、(例えば、流路の各々を流れるコンダクタンスを、ほぼ等しい値に保持するために)各流路に沿った共通のポイントで行なわれる。流路群のコンダクタンスを同様の値にすることにより、排気がポンプに達するための流動抵抗が容易に同様の値になり、そして/または滞留時間が容易に等しくなるので、処理時の基板上方の圧力分布及び/又は速度分布のようなプロセス特性を向上させることができる。] [0035] 例えば、図1及び図2A〜Bを参照すると、動作状態では、(基板110のような)基板を基板支持台108の上に載置し、1種類以上のプロセスガスを処理空間104にシャワーヘッド114(及び/又は他のガス流入口)を介して導入することができる。次に、基板110を、プラズマ状態または非プラズマ状態であってもよいプロセスガスにより、例えば基板をエッチングし、材料層を基板の上に堆積させ、基板を処理するか、またはそうでなければ基板を所望通りに処理することにより処理することができる。これらのプロセスガスを利用して基板を処理すると、(余剰未反応プロセスガス、プロセスガス成分またはプロセスガス組成、処理副生成物、分解(decomposed)または分離(broken down)プロセスガス、或いは処理副生成物、または同様の物質のような)処理空間104内の望ましくない成分(例えば、排気ガス)は、チャンバ102から排気システム120を通って排出することができる。本明細書においては排気ガスと表記しているが、液体物質または固体物質が排気ガスに混入している可能性もあるので、この液体物質または固体物質は排気ガスという用語の範囲に含まれると考えられる。] 図2A 図2B 図3A 図3B 図4 図5A 図5B 図5C [0036] 本明細書において開示される本発明による装置を使用しない場合、従来のプロセスチャンバのシャワーヘッド、基板支持台、及び排気ポートの位置によって、ガスがプロセスチャンバに流入し、当該チャンバから流出する際の圧力及び速度の分布が基板の表面に亘って不均一になる。圧力及び速度のこの不均一な分布は、チャンバ内のプロセスガス分布(例えば、チャンバ内のプラズマの位置、またはチャンバ内のガス組成の均一性)に影響するので、行なわれるプロセスの均一性(例えば、エッチング速度均一性、堆積均一性、または同様の特性)に影響する。] [0037] 例えば、図3A〜Bは、採取された測定値のグラフ表示であり、基板の表面に亘るエッチング速度均一性を、本発明の実施形態による本明細書に記載された装置を使用した場合、及び使用しない場合について示している。図3Aは、従来の側方排気型(side-pumping)プロセスチャンバにおける基板310の表面でのエッチング速度が大きい領域352を示している。図から分かるように、反応化学種が基板310の一方の側に、チャンバ内のガス流が不均一であることに起因して移動してしまっている。反応化学種の位置がこのようにずれてしまうと、エッチング速度が大きい領域352が示すように、基板310のエッチング速度に不均一が生じる。図3Bは、本発明の実施形態による本明細書に記載された装置を使用した場合の基板310の表面でのエッチング速度が大きい領域354が改善されている様子を示している。この図から分かるように、反応化学種が基板310の表面全体に亘って集中して分布するので、エッチング速度が大きい領域354がはるかに均一になる。] 図3A 図3B 図4 図5A 図5B 図5C [0038] 幾つかの実施形態では、プロセスチャンバは、1つよりも多くの排気システムを含むことができる。例えば、図4は、2つの排気システム(または、プロセスチャンバの内部空間に個別に接続される2つのポンプを含む1つの排気システム)を有する装置400を例示的に描いている。図4に示すように、装置400は、内部空間(排気空間106を示している)と、当該内部空間内に配置される基板支持台108とを有するプロセスチャンバ402を含むことができる。第1排気システム420A及び第2排気システム420Bは、プロセスチャンバ402の内部空間に接続することができる。第1及び第2排気システム420A−Bは、コンダクタンス、再帰性、対称性、及び同様の特性に関して上に説明した原理を使用して構成することができる。例えば、第1排気システム420Aは、複数の第1導管412Aと、少なくとも1つの第2導管416Aと、第1ポンピングプレナム424Aとを有するように配設することができる。各第1導管412Aは、プロセスチャンバ402の内部空間(または、排気空間106)からの排気ガスを流入させる吸入口422Aと、排出口とを含む。複数の第1導管412Aのうちの少なくとも2つはそれぞれ、1つの第2導管416Aの吸入口に対応する共通の排出口414Aを共有する。従って、各第2導管416Aは、複数の第1導管412Aのうちの少なくとも2つに接続される。幾つかの実施形態では、各第2導管416Aは2つの第1導管412Aに接続される。各第2導管416Aは更に、第1ポンピングプレナム424Aに接続される排出口418Aを含む。第1ポンピングポート426Aを第1ポンピングプレナム424A内に配置して、上に説明したように、チャンバ402からの排気ガスをポンプで排出することができる。] 図4 [0039] 幾つかの実施形態では、第1排気システム420Aを通ってプロセスチャンバ402の内部空間から第1ポンピングポート426Aにまで達する各流路のコンダクタンスは、ほぼ等しい。例えば、幾つかの実施形態では、複数の第1導管412Aの各吸入口422Aと第1ポンピングポート426Aとの間のコンダクタンスは、ほぼ同等である。幾つかの実施形態では、複数の第1導管412Aの各吸入口422Aと第1ポンピングポート426Aとの間のコンダクタンスは、互いの約10パーセント以内に収めることができる。] [0040] 幾つかの実施形態では、各吸入口422Aとポンピングポート426Aとの間の平均流路により定義される排気ガスの流動長は、ほぼ同等であってもよい。あるいは、または、これと組み合わせて、幾つかの実施形態では、流動長に沿った断面積は、当該流動長に沿った同等の位置において、ほぼ同等であってもよい。幾つかの実施形態では、各第1導管412Aの軸方向長は、ほぼ同等であってもよい。あるいは、または、これと組み合わせて、幾つかの実施形態では、軸方向長に沿った断面積は、当該軸方向長に沿った同等の位置において、ほぼ同等であってもよい。] [0041] 第2排気システム420Bは、第2の複数の第1導管412Bと、少なくとも1つの第2導管416B(または、第2の複数の第2導管)と、第2ポンピングプレナム424Bとを有するように配設することができる。各第1導管412Bは、プロセスチャンバ402の内部空間(または、排気空間106)からの排気ガスを流入させる吸入口422Bと、排出口とを含む。第2の複数の第1導管412Bのうちの少なくとも2つはそれぞれ、1つの第2導管416Bの吸入口に対応する共通の排出口414Bを共有する。従って、各第2導管416Bは、第2の複数の第1導管412Bのうちの少なくとも2つに接続される。幾つかの実施形態では、各第2導管416Bは、2つの第1導管412Bに接続される。各第2導管416Bは更に、第2ポンピングプレナム424Bに接続される排出口418Bを含む。第2ポンピングポート426Bを第2ポンピングプレナム424B内に配置して、上に説明したように、チャンバ402からの排気ガスをポンプで排出することができる。各ポンピングポート426A−Bは、(例えば、図1に示すポンプ128と同様の)別々のポンプに接続することができる。] [0042] 第2排気システム420Bは、第1排気システム420Aに関して上に説明した態様と同様の態様で変更することができる。例えば、第2排気システム420Bを通る各流路のコンダクタンス、第2の複数の第1導管412Bの各吸入口422Bと第2ポンピングポート426Bとの間のコンダクタンス、排気ガスの流動長、流動長に沿った断面積、各第1導管412Bの軸方向長、または軸方向長に沿った断面積のうちの少なくとも1つのパラメータの間の関係は、第1排気システム420Aに関して上に説明したように変更することができる。] [0043] 幾つかの実施形態では、第1排気システム420A及び第2排気システム420Bは、同一とすることができる。別の構成として、第1及び第2排気システム420A及び420Bは、互いにほぼ同等とすることができる。第1及び第2排気システム420A及び420Bが、本明細書に開示される原理に従った他の構成を有することが想到される。例えば、第1及び第2排気システム420A及び420Bは、図2Aに関して上に説明した排気システム220Aと同様に構成することができるか、または種々の再帰レベルを有するように、或いは排気導管群の再帰レベル群のうちのいずれかにおいて多数の導管を有するように構成することができる。] 図2A [0044] 幾つかの実施形態では、装置は、排気システムに接続される1つよりも多くのプロセスチャンバを含むことができる(例えば、各チャンバは、共通のポンピングプレナム、ポンピングポート、及びポンプを共有することができる排気システムを有する)。この様な装置の非制限的な例を図5A〜Cに示す。] 図5A 図5B 図5C [0045] 図5Aは、半導体基板を処理する1つよりも多くのプロセスチャンバを備えることができる(2つのチャンバ502A及び502Bを示している)半導体処理装置500を示している。各プロセスチャンバは、共通のポンピングプレナム528及びポンピングポート530に接続される排気システムを有することができる。幾つかの実施形態では、各プロセスチャンバのこれらの排気システムは、同一またはほぼ同等とすることができる。本明細書において提供される教示に従って適切に変更することができる1つのこのような例示的な装置は、カリフォルニア州サンタクララ市に本拠を置くアプライドマテリアルズインコーポレイテッドが販売するPRODUCER(R)チャンバである。] 図5A [0046] 装置500は、共通のハウジング504内に配置される少なくとも2つのプロセスチャンバ502A−Bを含む。各プロセスチャンバ502A−Bは、上に説明した種々の実施形態のいずれかにおいて(または、実施形態の変形例において)説明されているように構成することができる。例示のために、図5Aに示す各プロセスチャンバ502A−Bは、以下に説明する内容を除き、図2Bに関して説明した装置200Bと同様に構成される。各プロセスチャンバ502A−Bは、当該チャンバ内に配置され、かつハウジング504を貫通して設けられる搬送口112を含み、この搬送口を通って半導体基板が搬送される。各プロセスチャンバ502A−Bは更に、内部空間(排気空間506A−Bを示している)と、当該内部空間内に配置される基板支持台508A−Bとを含む。排気システム520は、各プロセスチャンバ502A及び502Bにそれぞれ接続される。別の観点から見ると、排気システム520は、これらのプロセスチャンバ502A−Bの各々に接続され、かつ共通のポンピングプレナム及びポンピングポートを共有する2つの排気システムとみなすことができる。各プロセスチャンバ502Aまたは502Bの排気システム520の構成は、同じとする、異ならせる、またはほぼ同等とすることができる。] 図2B 図5A [0047] 例えば、排気システム520は、各チャンバ502A、502Bに接続される複数の第1導管(例えば、512A、512B)を含むことができ、各第1導管は、チャンバのそれぞれの内部空間(例えば、506A、506B)に接続される吸入口(例えば、522A、522B)を有する。これらの吸入口は、それぞれのチャンバの内部空間を排気ポンプ(図示せず)にポンピングポート530を介して流体接続する。幾つかの実施形態では、それぞれの吸入口(例えば、522A、522B)からポンピングポート530に達する各流路のコンダクタンスは、ほぼ同等とすることができる。] [0048] 上に説明したように、排気システムは、複数の再帰レベルの排気導管集合を含むことができる。従って、幾つかの実施形態では、かつ図5Aに示すように、複数の第2導管(例えば、516A及び516B)は、各第2導管が、少なくとも2つの第1導管に、第1導管群とポンピングポート530との間で接続されるように設けることができる。例えば、複数の第1導管512Aのうちの少なくとも2の倍数個はそれぞれ、複数の第2導管のうちの1つの吸入口に対応する共通の排出口(例えば、514A及び514B)を共有することができる。従って、複数の第2導管の各々は、複数の第1導管のうちの少なくとも2つに接続される。] 図5A [0049] 幾つかの実施形態では、複数の第3導管(例えば、522A、522B)は、各第3導管が、少なくとも2つの第2導管に、第2導管群とポンピングポート530との間で接続されるように設けることができる。例えば、複数の第2導管のうちの少なくとも2の倍数個はそれぞれ、第3導管群のうちの1つの吸入口に対応する共通の排出口(例えば、518A、518B)を共有することができる。従って、各第3導管は、複数の第2導管のうちの少なくとも2つに接続される。各第3導管は、ポンピングプレナム528に接続される排出口(例えば、524A、524B)を含むことができる。ポンピングポート530をポンピングプレナム528内に配置して、上に説明したように、チャンバからの排気ガスをポンプで排出する。幾つかの実施形態では、複数の第3導管は、ポンピングポート530を当該ポンピングプレナム内に有する単一のポンピングプレナムに置き換える、または単一のポンピングプレナムと見なすことができる。] [0050] 上に説明したように、幾つかの実施形態では、排気システム520を通ってそれぞれのプロセスチャンバの内部空間からポンピングポート530に達する各流路のコンダクタンスは、ほぼ等しくすることができる。例えば、幾つかの実施形態では、複数の第1導管の各吸入口とポンピングポート530との間のコンダクタンスは、ほぼ同等とする(例えば、互いの約10パーセント以内に収める)ことができる。幾つかの実施形態では、排気システムの再帰的集合のレベル群のいずれのレベル内のコンダクタンス(例えば、複数の第1導管内のコンダクタンス、複数の第2導管内のコンダクタンスなど)も、ほぼ同等とすることができる。上に説明した以外の他の変数及び構成(例えば、軸方向流動長、断面積など)も想到される。] [0051] 幾つかの実施形態では、多数の個別または単独作動プロセスチャンバはそれぞれ、共通のポンピングプレナム及びポンピングポートを共有する排気システムを有することができる。例えば、図5Bに模式的に示すように、3つのプロセスチャンバ500A、500B、及び500Cは、共通のポンピングプレナム550を共有する排気システム群を有し、このポンピングプレナム550は、当該ポンピングプレナム内に配置されるポンピングポート(図示せず)を有する。コンダクタンス、軸方向流動長、断面積、及び同様のパラメータのような各排気システムの特性は、上に説明した排気システムと同様に構成することができる。しかしながら、ポンプに接続されるポンピングプレナム及びポンピングポートを各チャンバ内に有するのではなく、各チャンバは、ポンプにポンピングプレナム550内のポンピングポートを介して接続される(上に説明したポンピングポート126と同様としてもよいし、または、各該当チャンバの導管の排出口、または一連の導管の排出口としてもよい)排出口552を有することができる。ポンピングプレナム550(または、当該ポンピングプレナムに接続され、かつ上に説明したものと同様の再帰レベルの導管群)は、上に説明した原理(例えば、導管群のほぼ同等のコンダクタンス、流量、軸方向流路、断面積、及び/又は同様のパラメータ)を利用して、それぞれのプロセスチャンバの各々を単一ポンプに接続する。] 図5B [0052] 幾つかの実施形態では、上に説明した装置は、クラスターツールの一部とすることができる。幾つかの実施形態では、クラスターツールは、上に説明したプロセスチャンバの実施形態のうちの1つ以上を含むことができる。本発明に適合させることができる例示的なクラスターツールは、カリフォルニア州サンタクララ市に本拠を置くアプライドマテリアルズインコーポレイテッドが販売するCENTURA(R)製品ラインのクラスターツール群のうちのいずれかを含む。] [0053] 一例として、特定のクラスターツール560を図5Cに平面図として模式的に示す。クラスターツール560は普通、中心搬送チャンバ562に接続される複数のプロセスチャンバ(例えば、プロセスチャンバ580、582、584、586)を備え、この中心搬送チャンバ562はロボット564を当該チャンバ内に収容して基板を、中心搬送チャンバ562に接続される種々のチャンバの間で搬送する。中心搬送チャンバ562に接続される例示的なプロセスチャンバは、上に説明したチャンバ群のうちのいずれかを含むことができる。これらのプロセスチャンバ580、582、584、586のうちのいずれも、上に説明したプロセスチャンバと同様に、排気システムを備えるように個別に構成することができる。更に、これらのプロセスチャンバ580、582、584、586のうちのいずれの2つ以上も、図5A及び5Bに関して上に説明した構成と同じように、単一の排気システムに接続することができる。例えば、図5Cに例示的に示すように、プロセスチャンバ584及び586は、共通のポンピングプレナム588に接続することができ、このポンピングプレナム588は、当該ポンピングプレナム内に配置されるポンピングポート590を有する。他の構成の他のクラスターツール及びこれに接続された多数のプロセスチャンバは、これらの排気システムを本明細書に開示される原理に従って変更することにより恩恵を受けることもできる。] 図5A 図5C [0054] 脱ガス、配向、冷却、または同様の操作に適合させたサービスチャンバ566のような更に別のチャンバを中心搬送チャンバ562に接続することもできる。1つ以上のロードロックチャンバ568(2つを示している)を更に設けて、中心搬送チャンバ562をフロントエンド環境(図示せず)に接続することができる。クラスターツール560には、クラスターツール560において行なわれる種々の処理方法を実行するようプログラムされたコントローラ570を付設することができる。] [0055] 以上のように、基板の表面近傍のガス流の均一性を向上させることができる、基板の処理方法及び装置が本明細書において提供されてきた。ガス流の均一性を向上させることにより、ガス流の均一性から恩恵を受ける可能性のあるエッチング、堆積またはその他のプロセスのような基板処理をより容易に改善できる。] [0056] これまでの説明は、本発明の種々の実施形態に関して行なわれているが、本発明の他の実施形態及び更に別の実施形態は、本発明の基本範囲から逸脱しない限り考案することができ、本発明の範囲は以下の請求項によって規定される。]
权利要求:
請求項1 基板を処理する装置であって、内部空間を有するプロセスチャンバと、前記プロセスチャンバに接続される排気システムとを備え、前記排気システムは、各第1導管が、前記プロセスチャンバの前記内部空間からの排気ガスを流入させるように適合させた吸入口を有する複数の第1導管と、前記複数の第1導管の各々に接続されるポンピングプレナムとを含み、前記ポンピングプレナムは、前記プロセスチャンバからの排気ガスをポンプで排出するように適合させたポンピングポートを有し、前記複数の第1導管の各吸入口と前記ポンピングポートとの間のコンダクタンスが、ほぼ同等である装置。 請求項2 前記排気システムは更に、複数の第2導管を含み、各第2導管は、少なくとも2つの第1導管を前記ポンピングプレナムに接続する、請求項1に記載の装置。 請求項3 更に、前記プロセスチャンバ内に配置される基板支持台を備え、前記複数の第1導管の前記吸入口は、前記基板支持台から略等距離の位置に離間されている、請求項1又は2のいずれかに記載の装置。 請求項4 前記排気システムは、前記基板支持台の中心、及び前記ポンピングプレナムの中心を通過する直線を含む垂直平面に関して対称に配置されている、請求項1又は2のいずれかに記載の装置。 請求項5 各第1導管の軸方向長が、ほぼ同等である、請求項1又は2のいずれかに記載の装置。 請求項6 各第1導管の断面積が、前記各第1導管に沿った同等の位置においてほぼ同等である、請求項1又は2のいずれかに記載の装置。 請求項7 各第1導管の軸方向長が、ほぼ同等であり、かつ各第2導管の軸方向長が、ほぼ同等である、請求項1又は2のいずれかに記載の装置。 請求項8 各第1導管の断面積が、前記各第1導管に沿った同等の位置においてほぼ同等であり、かつ各第2導管の断面積が、前記各第2導管に沿った同等の位置においてほぼ同等である、請求項1又は2のいずれかに記載の装置。 請求項9 前記第1の複数の導管の各吸入口と前記ポンピングプレナムとの間の流動長が、ほぼ同等である、請求項1又は2のいずれかに記載の装置。 請求項10 前記第1の複数の導管の各吸入口と前記ポンピングプレナムとの間の流動長に沿った断面積が、ほぼ同等である、請求項1又は2のいずれかに記載の装置。 請求項11 更に、前記プロセスチャンバに接続される第2排気システムを備え、前記第2排気システムは、各第1導管が、前記プロセスチャンバの前記内部空間からの排気ガスを流入させるように適合させた吸入口を有する第2の複数の第1導管と、前記第2の複数の第1導管の各々に接続される第2ポンピングプレナムとを含み、前記第2ポンピングプレナムは、前記プロセスチャンバからの排気ガスをポンプで排出するように適合させた第2ポンピングポートを有し、前記第2の複数の第1導管の各吸入口と前記第2ポンピングポートとの間のコンダクタンスは、ほぼ同等である、請求項1に記載の装置。 請求項12 更に、第2プロセスチャンバと、前記第2プロセスチャンバに接続される第2排気システムとを備え、前記第2排気システムは、各第1導管が、前記第2プロセスチャンバの内部空間からの排気ガスを流入させるように適合させた吸入口を有する第2の複数の第1導管を含み、前記第2の複数の第1導管の各々は、前記排気システムの前記ポンピングプレナムに接続されるので、前記第2チャンバからの排気ガスを前記ポンピングポートを通ってポンプで排出することができる、請求項1に記載の装置。 請求項13 更に、前記プロセスチャンバに接続される第2排気システムを備え、前記第2排気システムは、各第1導管が、前記プロセスチャンバの前記内部空間からの排気ガスを流入させるように適合させた吸入口を有する第2の複数の第1導管と、各第2導管が、前記第2の複数の第1導管のうちの少なくとも2つに接続される第2の複数の第2導管と、前記第2の複数の第2導管の各々に接続される第2ポンピングプレナムと、前記第2ポンピングプレナム内に配置され、かつ前記チャンバからの排気ガスをポンプで排出するように適合させた第2ポンピングポートとを含み、前記第2の複数の第1導管の各吸入口と前記第2ポンピングポートとの間のコンダクタンスは、ほぼ同等である、請求項2に記載の装置。 請求項14 更に、第2プロセスチャンバと、前記第2プロセスチャンバに接続される排気システムとを備え、前記排気システムは、各第1導管が、前記プロセスチャンバの前記内部空間からの排気ガスを流入させるように適合させた吸入口を有する第2の複数の第1導管と、各第2導管が、前記第2の複数の第1導管のうちの少なくとも2つに接続される第2の複数の第2導管とを含み、前記第2の複数の第2導管の各々は、前記排気システムの前記ポンピングプレナムに接続されるので、前記第2チャンバからの排気ガスを前記ポンピングポートを通ってポンプで排出することができる、請求項2に記載の装置。 請求項15 更に、前記プロセスチャンバ内に配置される基板支持台を備え、前記複数の第1導管の前記吸入口は、前記基板支持台から略等距離の位置に離間されている、請求項1乃至2、又は請求項11乃至14のいずれかに記載の装置。
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公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
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